内島萌夏、2時間45分の熱戦も世界43位に敗れて初戦突破ならず[木下グループJO]【テニス】
内島萌夏は今大会第4シードにフルセットで敗れる
女子ツアー「木下グループジャパン・オープン」(大阪・モリタテニスセンターうつぼ/WTA250)シングルス1回戦が10月15日に行われ、内島萌夏(安藤証券/世界ランク60位)は、第4シードのマリー・ブーズコワ(チェコ/同43位)に6-7(6)、6-2、3-6のフルセットで敗れた。 【画像】日本人女子5名が本戦に出場!「木下グループジャパン・オープン」シングルス組み合わせ 23歳の内島は、今年に入ってからITF大会で5度のタイトルを手にしてトップ100入りを果たすと、全仏オープンと全米オープンで2回戦に進出。キャリアハイとなる59位を記録している。 今大会は昨年に続いて2度目の本戦出場。1回戦では第4シードのブーズコワとの対戦となった。 試合は序盤からストローク戦が繰り広げられる。内島は第2ゲームでリードを許したものの、力のあるストロークで挽回。ブーズコワのサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームで追いついたものの、タイブレークではセットポイントもあったが取りきれずに第1セットを失った。 第2セットでは激しいラリー戦で疲れも出てきたブーズコワを攻めたてて、計3度のブレークに成功した内島。6-2でセットを奪い返す。 その勢いのまま最終セットもものにしたかったが、キャリアハイで24位を記録しているブーズコワが驚異の粘りを見せた。「ファイナル(セット)は相手もすごいファイトしてきて、1ポイント、1ゲーム取るのために自分もタフに戦わないといけない」と内島のショットに食らいつくブーズコワ。内島は4度あったリターンゲームのうち3ゲームでブレークチャンスが訪れたがものにできずに、反対にチャンスを確実に生かしたブーズコワが2ブレーク。内島はフルセットで惜しくも敗れた。 「3セットともどちらに転んでもおかしくないセットだった。試合の入りは硬かったんですけど、徐々に自分らしいプレーができるようになった。ファースト、ファイナル(セット)はチャンスがあって取りきれなくて残念でしたけど、3セット通してプレー自体はそんなに悪くなかったと思う」と内島。 今季はランキングを一気に上げたことで、対戦相手の質も上がったことで勝ち星は少なくなった。だが、「(ランキングが)上の選手と今日みたいな試合をする機会も増えて、自分の通用する部分や課題も見つけられた」と収穫もあった。「今シーズンは終わってないですけど、来シーズンからは最初からWTAツアーから挑戦できるので、また違ったシーズンを迎えられるかなと思う」と語った。
Tennis Classic 編集部