中学部活動の地域移行へ 協議会委員に辞令交付【山陽小野田】
第1回山陽小野田市中学生の文化・スポーツ活動体制整備協議会(平中政明会長)が7日、市役所で開かれ、スポーツ・文化団体、学校関係者ら17人に辞令を交付した。2026年度からを目指す土日・祝日の中学校部活動の地域移行に向けて、新たな活動の在り方や体制整備について検討する。 県は昨年10月に、新たな地域クラブ活動の在り方に関する方針を公表。25年度までの3年間を改革推進期間とし、県内の全市町で休日における学校部活動の地域連携や地域移行に向けた取り組みを実施するよう示した。 市内6中学校では、21年度に厚陽の女子バレーが休部、22年度に小野田で剣道部が廃部となり、ボランティア部と家庭科部が統合した。23年度は小野田と竜王のサッカー部、小野田と高千帆の女子バレー部が合同で活動し(高千帆単独もあり)、合計は57部となっている。 市は文化スポーツ推進課、市教育委員会学校教育課を事務局として同協議会を設立。この日は市内部活動の現状、文化・スポーツ環境の将来構想と課題について説明を受け、協議方針について意見交換した。 今後は地域移行の仕組みづくりなどについて生徒との意見交換を含めて協議し、9月に市の方針を決定予定。25年度から一部競技で実証活動を行い、26年度の地域移行を目指す。 委員に辞令を交付した長友義彦教育長は「少子化、生徒の部活動に対する価値観の複雑多様化など課題が山積している。新たな文化・スポーツ環境と子どもの居場所づくりに向けて、委員の皆さんと取り組んでいきたい」とあいさつした。 次回は3月25日に開催する。 委員は次の通り。(敬称略) 平中政明(市スポーツ協会)吉水多加志(市スポーツ少年団本部)中村夏江(総合型地域スポーツクラブ・すげえちゃ高泊)岩間英昭(同・出合いちょうクラブ)重永澄恵(市スポーツ推進委員協議会)村田晋一(市中学校体育連盟)西村公一(市文化協会)岸田茂(同)松永進(同)東原秀一(市中学校文化連盟)山本時弘(市中学校長会)下瀨昌巳(市小学校長会)河本渡(PTA連合会)宮崎光巨(同)宇野直士(山口東京理科大)藤山雅之(市教委)篠原正裕(市協創部)▽参与=長友義彦(市教育長)