鹿屋市議会 市長が不適切発言を謝罪 自身の給料を3カ月減額 条例案可決 鹿児島県
鹿児島放送
14日開会した鹿屋市議会で、中西茂市長は自衛隊ヘリの墜落事故を巡る自身の不適切な発言を改めて謝罪しました。 ■鹿屋市の中西茂・市長■ 「市長の言葉の重み、影響を十分に認識し、ご家族や関係者の皆様に心を寄り添えていれば起こりえなかったことであり、私自身の未熟さを改めて認識しております。深くお詫び申し上げます」 鹿屋市の中西市長は今年4月、伊豆諸島沖で墜落した海上自衛隊ヘリの同型機が掲載された切手の贈呈式で「事故直後で値打ちがあるのではないか」などと発言。 墜落したヘリのうち1機が所属していた基地の地元=徳島県の小松島市議会が中西市長の発言に「断固抗議」する決議を全会一致で可決したほか、鹿屋市議会は議会で謝罪することなどを求める申し入れをしていました。 これを受けて中西市長は14日開会した鹿屋市議会で改めて謝罪し、あわせて、自身の給料を3カ月間、10%減額する条例案を提出しました。 議会では10%減額の妥当性などを問う質問も出ましたが、最終的に全会一致で可決されました。