雨宮天「10周年の先も天を衝く勢いで頑張るぞ!」ニューシングル『衝天』はデビュー曲との“リンク”も
こもり校長:僕はMVを見て、心の中の衝動を表現しているように思いました。内側から殻を破って外に出ようとする……内にたまっていたものが、解き放たれる寸前みたいなものをすごく感じて。これから先、10周年イヤーでやっていこうとしていることへの決意みたいなものだと受け取りました。 雨宮:嬉しい! 曲や歌詞の力に引き出してもらっているのを、撮影のときに感じたんです。たしかに……誰かに対して投げかける、どこかに対してぶつける、というよりは、内面的なことをずっと歌っているんです。それを感じていただけたら嬉しいですね。 COCO教頭:私は、雨の夜の空に、飛行機が滑走路から離陸していくイメージが浮かんだんです。 こもり校長:元CAなんでね。 COCO教頭:(笑)。で、雨のフライトって、めちゃめちゃ空気抵抗とか感じてすごく怖いんです。なんだけど、雨雲を越えると……一旦上り切ると、絶対に晴れていて。そこまで1回目指すという。 雨宮:そっか……! COCO教頭:その強い迫力というか衝動を感じました。SCHOOL OF LOCK! の生徒(リスナー)にも、この景色を見てほしいなとめっちゃ思いました。 雨宮:すごく嬉しいです! でも本当に……自分のなかに“うまくいかなさ”とか、“わだかまり”とかそういうものがあって、それでも越えていくぞ! という歌なので。その例えはすごくありがたいです。 COCO教頭:「Skyreach」(2014年リリースのデビューシングル)のMVでも、白い羽が使われていたじゃないですか。今回の「衝天」でも白い羽を使われていますけど、何かリンクすることってあったんですか? 雨宮:そうなんです! 気づいていただけてめちゃくちゃ嬉しい! こもり校長:(笑)。 雨宮:今回は、「Skyreach」のときの作詞家、作曲家さんにお願いして書いていただいたんです。そういう意味でも「10周年を祝っていこう」という気持ちもあって、「Skyreach」と通じる部分をMVでも出したいという話になったんです。羽もそうですし、見比べると意外と似た構図とかポージングとかがあったりするんです。そこに、気づいてもらえて嬉しいですー! COCO教頭:よかったです! 雨宮:タイトルも……これはたまたまなんですけど、「Skyreach」は空に届くように手を伸ばすみたいな意味があって、そこから10年を経て“天を衝く”で「衝天」なので、タイトルもリンクするところがありますね。その“リンク感”は、大事にしています。