なぜいま? アップルが初めてLINE公式アカウントを運用開始
アップルは7月9日、LINE公式アカウントを開設したと発表した。アップルがLINE公式アカウントを運用するのは、今回が初めて。 【全画像をみる】なぜいま? アップルが初めてLINE公式アカウントを運用開始 アカウント名は「@apple」で、iPhoneなどのアップル製品のニュースや、使い方のヒント、キャンペーン情報などを配信するという。 また、友だち登録後は公式LINEアカウント限定の壁紙も取得できる。
「波乱のLINE」にアップルも参入
アップルは従来もX(旧Twitter)やFacebook、Instagram、YouTubeなど各種SNSで公式アカウントを展開しており、LINE公式アカウントの開設は一連のSNSアカウント運用の一環と見られる。 自社の「メッセージ」アプリでは、購入した製品のサポートなどを実施しているが、LINE上では現状のところ、前述のように商品プロモーションが主な機能になるようだ。 なお、LINEの運営元・LINEヤフーは総務省から2度にわたる異例の行政指導を受けており、7月1日にLINEヤフーは総務省に報告書を再度提出している。 7月5日の松本剛明総務相の会見では報告書の内容について質問され、松本大臣は「セキュリティガバナンスの確保に向けて取り組みが進展していることなど、具体的な取組内容が示されておりまして、評価できるものと考えております」と回答している。 順風満帆とは言えない現状のLINEだが、国内最大級のメッセージングサービスの地位は変わらず、アップルもこうした「LINEの影響力」を重視したものと見られる。
小林 優多郎