「めった刺しにして殺害する」トランスジェンダー公表の弁護士に殺害予告メール 男に懲役10か月の実刑判決 大阪地裁
トランスジェンダーを公表しLGBTQの問題に取り組む弁護士に殺害予告のメールを送った罪に問われた男に対し、大阪地裁は懲役10か月の実刑判決を言い渡しました。 判決によりますと、東京・品川区の無職・小野勝信被告(39)は、去年6月にトランスジェンダーを公表し、LGBTQ(性的マイノリティ)の問題に取り組む仲岡しゅん弁護士に「めった刺しにして殺害する」などと書いたメールを9回にわたって送り脅迫しました。 これまでの裁判で、小野被告は起訴内容を認めていました。 1月11日の判決で大阪地裁は「被害者がLGBTに関して異なる意見を表明しているとして脅迫行為に及んだ」「生命さえも猟奇的な方法で脅かそうとする内容も含まれ、被害者に与えた恐怖心も大きい」と指摘し小野被告に対し、懲役10か月を言い渡しました(求刑1年6か月)。