〈ツエーゲン金沢・J3〉11戦ぶり白星、北九州に2―1 杉浦が逆転弾 田口、移籍後初ゴール
2024明治安田J3(26日・北九州市のミクニワールドスタジアム北九州)ツエーゲン金沢はギラヴァンツ北九州と対戦し、2―1で11試合ぶりに勝利した。後半にFW田口裕也の移籍後初ゴールで同点に追い付き、途中出場のFW杉浦恭平が決勝点を挙げた。3カ月ぶりの白星で勝ち点3を積み上げ、13位から暫定11位に順位を上げた。 10試合勝ち星のない金沢は前節から先発2人を入れ替えて臨んだ。前半、金沢は積極的にボールを奪い、ゴール前に攻め込むが得点には至らず、スコアレスでハーフタイムを迎える。 後半10分、クロスのこぼれ球を相手選手に左足でたたき込まれ、先制を許す。勝ち星が遠のき、嫌な雰囲気が漂ったが、前半から攻守に体を張っていた田口がこの苦境を打開した。同25分、DF長峰祐斗の左サイドからのクロスに田口が相手DFに競り勝ってヘディングでゴールを決めた。 同41分には交代で入ったFW大谷駿斗(金沢学院大OB)が右サイドからクロスを上げ、左サイドの長峰が折り返すと、中央でパスを受けた杉浦が左足でシュートを放ち、ゴール左に突き刺した。このまま逃げ切り、金沢は長いトンネルを抜け、7月27日のSC相模原戦(1―0)以来となる白星を手にした。 試合後、田口は「やっと勝てた。欲しくて欲しくてしょうがなかったゴールがやっと取れて、本当に言葉で言えないくらいうれしい。残り4試合、全勝するつもりでいく」と意気込んだ。 次戦は11月3日、金沢ゴーゴーカレースタジアムでいわてグルージャ盛岡と対戦する。