1軍の“主力”になれない…?広島、出場機会に飢える選手(3)元巨人の"サウスポー"だが
プロ野球の世界では、高い能力を持ちながらも、所属する球団の戦力状況によって一軍での出場機会に恵まれない選手も少なくない。今季はリーグ優勝を目指す広島東洋カープでも、投打ともに厳しい立場となっている選手もいる。ここでは、一軍での出場機会に飢える広島の選手を紹介したい。
戸根千明
投打:左投左打 身長/体重:174cm/102kg 生年月日:1992年10月17日 経歴:石見智翠館高 - 日本大 ドラフト:2014年ドラフト2位 心機一転、広島東洋カープで再起を図っていた戸根千明も、このままでは一軍登板が難しそうだ。 日本大では東都2部という環境の中、3年秋に9試合の登板で防御率1.72をマーク。その後、読売ジャイアンツからドラフト2位指名を受けてプロ入りした。 プロ1年目からブルペンの一角として貴重な戦力に。同年は46試合に登板し、1勝1敗1セーブ、防御率2.88をマーク。今後もリリーフ陣を支える活躍が期待された。 しかし、その後は制球面が大きな課題に。2019年こそ26試合の登板で防御率1.99と復活の兆しを見せたが、ルーキーイヤーの登板数を越えられないまま、2022年オフに現役ドラフトで広島に移籍した。 移籍1年目の昨季は、開幕一軍入りを果たしたが、24試合の登板で1勝0敗、防御率4.64。安定感を取り戻すことはできなかった。 今季は森浦大輔や黒原拓未、塹江敦哉といった左腕が一軍の戦力に。ファームで目立つ結果を残せなければ、出番はなかなか回ってこないだろう。
ベースボールチャンネル編集部