古都に幻想的な輝き 今年で20周年の「なら燈花会」
古都に幻想的な輝き 今年で20周年の「なら燈花会」報告：岡本ゆか 撮影・編集：柳曽文隆 THE PAGE大阪
奈良公園一帯を約2万個にも及ぶろうそくで照らす「なら燈花会」が5日から行われている。今年で20年という節目を迎え、多くの人でにぎわいをみせている。 【中継録画】なら燈花会から岡本ゆかがフェイスブック中継 奈良公園から浮見堂まで
6日も午後7時ごろから、奈良市の浮見堂や興福寺、猿沢池などで、ボランティアの手によって次々とろうそくに火がともされた。同日の奈良市内は最高気温36.8度（気象庁調べ）を観測するなど、日中はかなり暑かった。
しかし、ろうそくに灯りがともされるころからは、家族連れや観光客ら多くの見物人が奈良公園に訪れた。芝生の上に灯るろうそくの輝きを眺めながら「ちょっと涼しく感じる」「なにか落ち着くね」という声もあちらこちらから聞かれた。
同市から来たという大学生の女性（19）は「きょう初めて来ました。普段、夜は真っ暗ですけど、こんなに変わるんですね。また来ようと思います」と笑顔で話し、浴衣姿で友達と記念撮影を楽しんでいた。 なら燈花会は14日まで。点灯時間は午後7時から午後9時45分まで。
