「SMILE－UP.」の社屋

　SMILE-UP.は25日、同社の公式サイトを更新。20日放送の「NHKスペシャル　ジャニー喜多川“アイドル帝国”の実像」（後9・00）で被害者遺族と担当者のやりとりが物議を醸したことを受け、当該の補償本部長を解任したと発表した。 　サイトでは「補償業務体制の変更について」と題して文面を掲載。「本年10月20日放送の「NHKスペシャル」において、被害にあわれた方のご関係者と弊社の補償本部長との電話でのやり取りについて報道がされました。報道にございましたとおり、被害にあわれた方のご関係者から、亡くなったご本人への謝罪を求めるお話があり、弊社社長東山紀之にて本年9月にご遺族にお会いして謝罪しております。また、今回の報道後にも、弊社社長東山紀之にて、ご関係者様に、改めて謝罪をしております」と説明した。 　「Nスぺ」では、解任された本部長が亡くなった被害者親族と電話でやりとりするシーンが放送され、本部長の対応に批判の声が上がっていた。 　「今回の報道により、これまでに補償を終えられた皆さまをはじめ、被害者救済委員会をはじめとする弊社の補償業務にご協力いただいている方々など、ご関係の皆さまにご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。 　「弊社は本件を重く受け止め、補償業務体制の一部を変更すべく、当該補償本部長の任を解くと共に新たに補償本部長を任命し、補償本部における業務の実施体制を見直すことといたしました」と補償本部長を解任し、新たな本部長を任命したことを明らかにした。 　「弊社は、新体制の下に、あらためて被害にあわれた方々に寄り添っていくという決意を胸に、被害救済に最後まで全力を尽くして取り組んでまいります」と結んだ。