むつ釜臥山「世界夜景遺産」認定祝いフェス
青森県むつ市の釜臥山展望台から見える夜景「光のアゲハチョウ」が世界夜景遺産に認定されたことを記念し、市は2日、「釜臥山展望台フェス」を開いた。新たな鑑賞記念品「御光印(ごこういん)」を発表したほか、高校生が企画したイベントも行われ、市民らが展望台からの眺望を楽しみながら認定を祝った。 世界夜景遺産は一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューローが創設。今年7月、国内第1号の認定を受けた。御光印は金色のチョウをあしらい、「世界夜景遺産 釜臥山展望台」などと記した。山本知也市長が来場者に手渡し、夜景をアピール。同日以降も展望台で無料で配布する。 また、同市出身のシンガー・ソングライターのずれやまズレ子さんが、夜景の公式PRソング「ヒカリノアゲハ」を展望台屋上で披露。授業で夜景について調べた田名部高校2年生4人は豚汁を振る舞うなどして来場者を喜ばせた。 夫婦での旅行中にフェスを知り、同展望台を訪れた岩手県滝沢市の会社員山本進吾さん(62)は御光印を手に「世界夜景遺産のことは知らなかったが、国内第1号はすごい。夜景を見てみたい」と話した。 同展望台の今季の営業は3日まで。展望台につながる「かまふせパノラマライン」とともに4日から冬季閉鎖となる。