イオンモール名古屋茶屋オープン1ヶ月前 開発進む名古屋・南陽地区の今
リニューアル、業態変化など周辺のショッピングモールにも変化
南陽地区では、1992(平成5)年にジャスコシティ南陽店(現在のイオン南陽店)が開業。総合スーパーであるイオン南陽店と約30の専門店という、他のイオンモールと比べると小規模な構成ながら、地元住民の暮らしを支えてきた。イオンモール名古屋茶屋と直線距離で約1.5kmと近距離にあるため、名古屋茶屋がオープンした後の、その去就にも注目が集まっている。 また、イオンモール名古屋茶屋の東にあたる、新川・庄内川をはさんで車で5分の場所には1993(平成6)年に開業したポートモールアピタ港があるが、2014(平成26)年2月16日をもって一次閉店、同年秋にリニューアルオープンをする予定だ。 ポートモールアピタ港からさらに東へ進んだ名古屋市港区品川町には、1999(平成12)年にオープンしたイオンモール名古屋みなとがある。イオンモール名古屋茶屋と商圏が重なるが、2012(平成24)年9月に大規模なリニューアルが行われ、アウトレットをテーマとした専門店を中心に揃える特徴付けが行われている。
近隣住民からは期待の声。防犯や安全面強化の動きも
南陽地域に住む主婦からは「既存のショッピングモールでも生活用品は事足りていたが、衣料品店が充実するのはうれしい」「公共交通が乏しい地域であるため、イオンモールをきっかけに利便性が高まることを期待している」という声が。一方で他地域からの人や車の流入が増えることを見越して、地域では防犯や安全面での強化を進めている。いずれにしてもイオンモール名古屋茶屋は、変わりゆく南陽地区の象徴的なランドマークとなりそうだ。