スタイル別の選択提案する歯磨き剤 濃密泡タイプ、知覚過敏も【経済トレンド】
口腔内の健康を保つためには食後や就寝前の歯磨きが欠かせない。重要な役割を果たす歯磨き剤はライフスタイルに合わせた選択を提案する商品、濃密な泡を舌に乗せて磨く商品が登場。知覚過敏の痛みを抑えるタイプも好評だ。(共同通信=出井隆裕記者) ライオンは2024年4月、「OCH―TUNE(オクチューン)ハミガキ」の「FAST(ファスト)」と「SLOW(スロー)」を同時発売した。ライフスタイルに応じてどちらかを選択。効率派のファストは素早く泡立ちすっきり爽快に磨け、丁寧派のスローは濃密なモコモコ泡でじっくりお手入れができる。想定価格はいずれも490円前後。 花王は「PureOra36500(ピュオーラ サンロクゴマルマル) 濃密泡ハミガキ」の販売を2023年10月に開始した。歯周病を防ぐための薬用成分を配合。就寝前に濃密な泡を直接舌に乗せ、クシュクシュして歯茎まで行き渡らせた後に磨く。「就寝中に薬用成分がじっくり効く」と担当者。参考価格は1500円前後。
サンスターグループは2023年9月、「ガム・知覚過敏ラボ デンタルペースト」を発売した。痛みを感じる原因となる神経を鈍麻させる成分、刺激が通る穴の象牙細管を封鎖する成分をダブルで配合。原因菌の増殖、歯茎の炎症を抑え、歯周病予防の機能を高めた「ガム・ハグキラボ デンタルペースト」も同時に売り出した。希望小売価格は両方とも935円。(いずれも価格は変動する場合があります)