「亡くなっていることはわかっていた」 自宅に女性の遺体を約1年放置 母親か 男を逮捕
兵庫県西宮市の自宅に高齢女性の遺体を約1年間放置したとして、兵庫県警西宮署は9日、死体遺棄の疑いで、プラスチック製品販売会社社長、船越紀文(のりふみ)容疑者(57)=同市神楽町=を逮捕した。容疑を認めている。遺体は容疑者の母親の可能性があるとみて、同署は身元や死因など詳しい状況を調べている。 逮捕容疑は昨年12月25日ごろ~今年11月8日までの間、自宅に高齢女性の遺体を放置したとしている。 同署によると、今年9月、女性が住んでいた同市営住宅の管理センターが安否確認のため署に連絡。同署が関係者に聞き取りを行っていたが、行方が分からなくなっていた。 今月8日午後、女性の所在確認のため、同署員が次男の船越容疑者の自宅を確認し布団に横たわる女性の遺体を発見。遺体には目立った外傷はなかった。船越容疑者は署の調べに「亡くなっていることはわかっていた。入院させておけばこんなことにならなかった」と話しているという。