ダルビッシュ有、登板が雨天で流れるもソウルでの登板予定に変更なし
雨天中止となった現地3月8日(日本時間9日)の試合で、登板予定だったパドレスのダルビッシュ有は、どうやら現地11日(日本時間12日)のマリナーズ戦で登板するようだ。
また、今回のスケジュール変更が韓国で開催される開幕シリーズの予定に影響を及ぼすことはない模様であり、こちらはこのまま行けばドジャースとの開幕シリーズで日本人右腕に出番が回ってくることとなりそうだ。
『MLB.com』でパドレスを担当するAJ・カッサベル記者は、現地9日付で同サイトに「ダルビッシュが雨天中止とソウルシリーズとの間で、『一流の調整人』であることを証明」と題した記事を投稿。
その中で、「サンディエゴはピッチングのプランを入れ替えるスクランブル対応を迫られたが、シルト監督は、レギュラーシーズン開幕へ向けた球団のビルドアップに影響は出ていないと述べている」とした。
その上で、マイク・シルト監督の、「我々はピッチングについて工夫を凝らさなければならなかった。ユウは月曜に投げることになりそうだ。彼は昨日をブルペンでの練習にあてたが、これは上首尾だった。エリート級の調整人(調整の上手さが一流)だ」というコメントを伝えた。
続けてカッサベル記者は、今後のダルビッシュのスケジュールについて、「これでダルビッシュの月曜の先発は、カクタスリーグ(アリゾナ開催のオープン戦)では最後のプレーになる見通しとなった」。
「これは彼が先発するものとみられる、3月21日の韓国でのドジャース戦の10日前となり、チームが韓国へ到着した後、この2試合の間に実戦形式の投球練習をする機会が設けられることになりそうだ」としている。
また、開幕後の先発ローテーションのプランについては、「パドレスはまだレギュラーシーズンの先発ローテーションのプランを発表していないが、ダルビッシュはこの春を通してジョー・マスグローブに続く形で投げており、どうやら、この2人はこの順番でドジャースと対戦するソウルシリーズで先発することになるようだ。金曜の雨天中止により、この順序が入れ替わることはないようだ」と伝えた。
また、記事によると先発ローテーション3番手は右腕のマイケル・キングで決まっており、残り2枠をジョニー・ブリトー、ランディ・バスケス、マット・ウォルドロン、ペドロ・アビラ、そしてドリュー・ソープが競い合っているとしている。
J SPORTS 編集部