イマノル＆久保(C)Getty Images

26日のラ・リーガ第33節、レアル・ソシエダは本拠地レアレ・アレーナでのレアル・マドリー戦を0-1で落とした。試合後会見に出席したイマノル・アルグアシル監督は、MF久保建英が決めた幻のゴールについて振り返っている。クラブのオウンドメディアが会見の様子を伝えた。 29分にMFアルダ・ギュレルのゴールを許したソシエダ。32分にはMFアンデル・バレネチェアが前線でMFオーレリアン・チュアメニのボールを奪ったことをきっかけにして、久保が右足のシュートでネットを揺らしたものの、バレネチェアのファウルを取られてゴールは認められなかった。イマノル監督のチームは結局、1点ビハインドのまま試合終了のホイッスルを迎え、1敗2分けとここ3試合勝利から遠ざかることになった。 試合後、スペイン『モビスタール・プルス』とのフラッシュインタビューに応じた久保は「バレネ（チェア）がボールを奪って……自分から言えることは、ボールを奪われた選手は寝ている（油断をしている）ということです。これがチャンピオンズリーグだったらどうなんでしょうね。分からないですが、多分ファウルは取っていないと思います」との見解を示していたが、アルグアシル監督もそれに同調。会見で、次のように語った。 「彼の意見をともにするよ。しかし何かを話すことは望まない」 同指揮官はまた、試合自体については自チームが見せたパフォーマンスを誇り、その一方で敗戦への悔しさも滲ませている。 「欧州で最も勢いに乗っているチームを相手に、私たちが見せたプレーを誇りに思う。ただ、またも好パフォーマンスを見せながら敗れてしまった。私たちは怒りを感じながらスタジアムを後にすることになる。もっと良い結果に値したはずなんだ」 現在、ヨーロッパリーグ出場圏の6位に位置するレアル・ソシエダだが、7位ベティスが勝ち点3差で迫っている。 「これまでのシーズンでも、欧州カップ出場権は最後の最後に獲得した。今季も例外ではないよ。それに今日の試合では、ここ最近で最もコレクティブなプレーを見せられた」 その一方でイマノル監督は、久保のリヴァプール移籍報道についても言及。スペイン『フィチャヘス』というイエロージャーナリズムで有名な、信憑性が高くないメディアが報じながらも、日本で大きな盛り上がりをみせた同報道について問われて、次のように返答した。 「彼はラ・レアルの選手であり、このクラブで続けるをことを望んでいる。（リヴァプールからの）興味は分からないよ」