埼玉でもクマ被害 自宅で花摘みしていた女性が襲われ重傷 爪で顔を引っかかれる ヘリで病院へ搬送 現場は市街地から15キロの山あいの集落 防災無線などで注意呼びかけ
12日午後3時ごろ、埼玉県小鹿野町両神小森の住宅敷地内で、住民の女性(72)がクマに襲われて重傷を負った。小鹿野署によると、クマによる人身被害は同署管内では今年初めて。 観光スポットでもクマ出没 市街地での銃猟可能に緩和へ 「今まで以上の意識啓発」不可欠 昨年度は過去最多の目撃情報
署や秩父消防本部によると、被害女性は自宅の敷地内に植えていた花を摘んでいたところ、侵入してきたクマに襲われた。女性は爪で顔などを引っかかれ、けがを負ったという。女性はヘリで病院に搬送され、命に別条はないとみられる。近隣の女性が「近所の人がクマに襲われ、出血している」と119番した。 現場は、町役場などがある市街地から約15キロ離れた山間の集落。女性が住む地区内には20軒ほど住宅がある。町は防災無線と「安心安全メール」を使い、町民に対して、クマへの注意を呼びかけた。