がむしゃらな勉強はもう無理… 記憶が衰えたビジネスパーソンに効く「2つ」の方法
資格試験のとき
一問一答勉強法は資格試験対策でも有効です。選択肢を選ぶ択一式の試験では、問題文の選択肢それぞれが用語の説明であったり、一問一答形式の問題だったりします。正しい選択肢はそのまま一問一答の問題として、誤っている選択肢はどこがまちがいなのかを明確にしてノートにまとめることで、格段に実力がアップします。 これは資格試験の勉強に限りませんが、1つの答えに対して複数の問題をつくるのもおすすめです。「end」には、「終わり」以外にも、「目的」や「端」という意味があります。 「end of the table」は「テーブルの端」という意味ですが、「目的を表すeから始まる英単語は?」 「“____ of the table.テーブルの端” 下線に当てはまる単語を答えなさい」という2つの問題をつくることで、1つの知識だけで終わらせないようにすることができます。 *** この記事の後編では、同じく『勉強法図鑑』(TAC出版)より、「ミス集め勉強法」と「正の字勉強法」という、よりユニークな勉強法を紹介している。
西岡壱誠(にしおか・いっせい) 東大生、株式会社カルペ・ディエム代表。1996年生まれ。偏差値 35から東大を目指すも、2年連続で不合格。そこから独自に勉強法を研究し、東大(文科二類)合格を果たす。入学後、『ドラゴン桜 2』(講談社)の編集などを担当。2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立し、高校生に思考法・勉強法を教えている。『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』(東洋経済新報社)シリーズなど著書多数。 東大カルペ・ディエム 東大生集団。2020年6月に西岡壱誠を代表として、多くの「逆転合格」した現役東大生によって結成され、全国各地の学校でワークショップや講演会を実施。年間 1000人以上の生徒に勉強法を教えている。著書に『東大生が教える 戦争超全史』(ダイヤモンド社)、『東大大全 すべての受験生が東大を目指せる勉強テクニック』(幻冬舎)など。 デイリー新潮編集部
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