5周年を迎える原因は自分にある。のこれまでとこれから「これまでを超えるだけじゃない、さらに一歩先に行く」
7月7日に5周年を迎える「原因は自分にある。」。常に新しい世界観を提示していく彼らが今回歌うのは「狂気」。 5月3日に配信された『Mania』は長野凌大出演のドラマ「シークレット同盟」の主題歌に、7月5日配信の『P-P-P-PERO』は声優・江口拓也原案で注目を集めるアニメ「エグミレガシー」の主題歌に起用されている。「エグミレガシー」には、大倉空人が声優としても参加している。 5年で彼らが積み上げてきたものとは。そしてこの先、見据える未来とは。広がる“げんじぶ”ワールドの片鱗を見せてもらった。 【全ての写真】まもなく5周年を迎える原因は自分にある。(全24枚)
狂気的な愛を歌った『Mania』
――今回は『Mania』と『P-P-P-PERO』についてお伺いしていければと思うんですが、まずは『Mania』はどういった楽曲になっているでしょうか。 長野凌大(以下、長野) 自分では純粋に愛する人に対しての気持ちなんですけど、周りから見ると、狂気的な愛を歌った楽曲です。ドラマ『シークレット同盟』にもぴったりな世界観ですし、YouTubeでもMVが上がっているんですけど、メンバーそれぞれが絡み合うような溺愛ダンスでも世界感を表現するような曲になっているな、と思います。 ――個人的なこだわりポイントもお伺いしていきたいです! 小泉光咲(以下、小泉) Bメロで僕と凌大が歌っているんですけど、対比がありつつも、しっかり繋がりが見えるような歌い方をイメージしています。あと、サビの終わりも少し狂気じみた雰囲気を出して歌いました。 長野 自分が出演しているドラマのオープニング曲ということで、普段はげんじぶとして歌うんですけど、今回はドラマの撮影もしながらだったので、少し役に寄り添った気持ちもありました。自分が演じた「律子」の役に近い歌詞だったので、普段とは違う不思議な感覚のレコーディングでした。 武藤潤(以下、武藤) 僕もドラマに出演させていただきました。人間の少し悪い部分が出ている群像劇というか、本当に目が離せないおもしろいドラマだな、と思っていましたし、ドラマのテーマにあった楽曲だな、と思います。かっこよさもありますし、罪な自分を抑えられない狂気さがにじみ出る感じがすごくいいな、と。 ――MVも不思議な空気感がある作風で。 武藤 蝶の標本を鍵にひとつの物語が出来上がっているんですけど、制作段階でも想像しながら作っていくのがおもしろかったです。 小泉 今までにないような感じでもありますし、考察しがいがあるようなMVなので、みなさんの考察を見て、僕も楽しんでいます。 ――原因は自分にある。の作品は、世界観が深いので、観測者のみなさんも考察に慣れてきているというか。 小泉 何ならメンバーよりも深く考察しているんじゃないか、というものもあって、参考になります。これからライブで披露するときにも、その考察を使ってうまく表現していきたいです。 ――ドラマに関しては、まず長野さんのビジュアルのインパクトが強いですね。 長野 よく言っていただきます(笑)。「キャスト欄に名前があるのに、本人だってわからなかった」「どこにいるのか探した」って。初めて観た人からすると、そんな感じだったんだなあ、と新鮮でした。僕自身は、メイクさんといろいろ試行錯誤して、解禁するころにはすっかり慣れていたんですが、想像以上に反響があって嬉しかったです。 ――強烈な役をやると、終わったあとひきずったり、ということはなかったんですか? 長野 女性の姿をする役ということもあって、ウィッグをかぶったらオンになる意識があったので逆にやりやすかったです。ドラマの撮影現場では初めての経験ばかりだったんですけど、しっかりメイクもするので、オンオフの切り替えはしやすかったです。あとはげんじぶに帰ってくると、空気感が違うので、普段の自分を思い出すことができました。