西武へのトレードが決まった松原

　◇パ・リーグ　西武―日本ハム（2024年6月26日　大宮公園） 　日本野球機構（NPB）は26日、セ・パ両リーグの出場選手登録および抹消を公示し、西武は24日に交換トレードで巨人から獲得したばかりの松原聖弥外野手（29）を登録した。 【写真あり】西武にトレードで加入の松原　会見で笑顔 　同日午後6時から行われる日本ハム戦（大宮公園）でいきなり先発出場する可能性もある。 　仙台育英、明星大を経て2016年育成ドラフト5位指名で巨人入りした松原は、21年に育成出身として球団初となるシーズン規定打席をクリアし、打率.274。育成出身新記録となるシーズン12本塁打をマークした。 　また、球団歴代2位の27試合連続安打や坂本勇人以来10年ぶりとなるシーズン4本の初回先頭打者アーチも記録。オフには同年限りで引退した亀井善行の背番号9を引き継いだ。 　だが、さらなる躍進が期待された翌22年は50試合出場で打率.113（71打数8安打）、0本塁打、4打点と結果を残せず。オフには背番号9をはく奪され、20年まで付けていた59に戻していた。昨季はさらに成績を下げ、21試合出場で打率.000（12打数0安打）と1軍デビュー後初めてのノーヒット。 　今季は開幕1軍入りを果たし、開幕2戦目となった3月30日の阪神戦（東京D）で代走として今季初出場。7回の今季初打席で2点適時打を放ち、チームの開幕2連勝に貢献した。 　だが、結局、9試合に出場して16打席に入るも打率.154(13打数2安打)、2打点の成績で4月15日には出場選手登録抹消。その後、再昇格はなく、今月24日に若林楽人外野手（26）との交換トレードで巨人から西武に移籍することが両球団から発表されていた。 　前日25日に行われた移籍会見では「またチャンスがきたと思って、新天地でもう一度やってやろうという気持ち。1番打者を目指して頑張りたい」と決意を語っていた松原。巨人では今季の背番号は59だったが、新天地となる西武では新背番号35を付けて臨む。