日本代表メダル獲得なるか!?パリ2024オリンピック競技大会 スポーツクライミングの見どころは?
7月26日から8月11日にかけて開催されるパリオリンピック2024で、金メダルを含む複数メダルの獲得を目標に掲げているスポーツクライミング日本代表チーム。 今大会には前回の東京オリンピックスポーツクライミング女子複合で銀メダルを獲得した野中生萌も出場が決まっている。スポーツクライミングは、東京オリンピック2020では各選手は「スピード」、「ボルダリング」、「リード」といった3つのフォーマットを競い合い、各順位の成績に沿って最終順位が決められた。 今大会のパリオリンピック2024では競技形式が変更され、ボルダー&リード複合種目とスピード種目の2種目に分けられ、別種目として競われる。ボルダー&リード複合種目とスピード種目はどちらも8月5日からル・ブルジェ・スポーツクライミング場にて競技が開催予定。 本記事では日本代表に選ばれた4選手をピックアップして紹介! ・女子ボルダー&リード:野中生萌、森秋彩 ・男子ボルダー&リード:楢﨑智亜、安楽宙斗
野中生萌
東京オリンピック2020で新競技となったスポーツクライミングの女子複合決勝で総合2位となり銀メダルを獲得した野中生萌。ボルダーを得意とし、オリンピック予選シリーズ(OQS)ブダペスト大会を準優勝で終え、2回目のオリンピック出場を決めた。 2023年のワールドカップでは5年ぶりの優勝を果たした。課題として取り組んでいたリードでは世界選手権で決勝進出も果たし、複合種目で挑むパリへオリンピック向けて仕上げてきた。東京オリンピックの後は2種目に集中し、持久力を中心にを鍛えてきた。 前回大会のメダリストとして今大会ではさらなる高みを目指す。
森秋彩
小学1年から競技を始め、現在20歳の森秋彩。12歳でリード・ジャパンカップで優勝し初めての日本一に輝く。それ以降は2024年の優勝も含め同大会で7度の優勝を果たしている。 日本国内大会のみならず、ワールドカップや世界選手権でも数々の優勝を遂げており、2023年の世界選手権のリードでは日本人として初優勝を果たした。 小柄な体格ではあるが粘り強い登りを強みとしており、初出場のオリンピックでのメダル獲得を目指す。