「トヨタバッテリー」出発式 豊田氏、電動化へ意気込み
トヨタ自動車は1日、車載電池の製造子会社「プライムアースEVエナジー」の社名を「トヨタバッテリー」に変更した。静岡県湖西市の新居工場で同日開いた出発式で、豊田章男会長が報道陣の取材に応じ、社名にトヨタの名を冠するのは「電動化に向け、全ての要素部品を内製化するという大宣言だ」と意気込み、車載電池の生産に注力する考えを示した。 車載電池は、環境意識の高まりで普及が進む電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)の生産に欠かせない。トヨタバッテリーは現在はHV向け電池しか生産していないが、2026年からは新居工場で、28年からは福岡県苅田町に新設する工場でEV向け電池を生産する予定だ。