現在も600人以上が「孤立」 救出女性が語った状況 発生3日目…救助は難航 台湾地震
日テレNEWS NNN
12人が亡くなり、1000人以上がケガをした台湾での大地震から3日目となりました。現在も600人以上が孤立している太魯閣峡谷の近くから伝えてもらいます。 ◇ こちらは、現在も600人以上が孤立している太魯閣峡谷の入り口です。 ここは国立公園として整備された自然豊かな景勝地で、遊歩道なども整備されているのですが、地震の影響で、その歩道も一部が崩れ落ちているのが分かります。 孤立している人の多くはホテルに滞在していますが、持病を持つ人などを優先し徐々にヘリコプターでの救助が行われています。 先ほど、山間部のバス停で被災し、そのまま孤立状態にあったという女性が救出されて、当時の状況を語りました。 救出された女性 「バスを待っていたら突然地震が来たんです。運転手には、きょうは出られないと言われ(待機していました)」 ーー少しずつ救助もされているということですが、時間がかかっているのには、どんな理由があるのでしょうか? 落石などで道路が寸断されているので救助活動は難航しています。 さらに連絡が取れない人についても、陸路で捜索ができないのでドローンを活用して被害の状況を確認しながら捜索するという状況なんです。 また、二次被害の懸念もあります。花蓮では、体に感じる揺れが続いていて、5日午後にも政府が発令する緊急警報が鳴るほどの強い揺れがありました。また、5日から週末にかけては、雨も予想されています。 地滑りなどの恐れもあるので救援隊も救助を急いでいますが、発生から3日目を迎え、取り残された人たちの健康状態が懸念されます。