大手前高松、徳島北に5-1快勝!2戦連続の大勝で開幕2連勝
高円宮杯JFA U-18 サッカープリンスリーグ2024四国は13日に第2節を実施。香川県のPikaraスタジアムで行われた大手前高松(香川)と徳島北(徳島)の一戦は、MF10西田伊織(3年)の先制点を皮切りに得点を重ねた大手前高松が5-1で勝利し、開幕2連勝を達成した。 【フォトギャラリー】大手前高松 vs 徳島北 前節の今治U-18戦は6点を奪い快勝。川上暢之監督が「今年は勢いのあるチーム」と評する通り、今年の大手前高松は前への推進力が売り。徳島北に挑んだ今節もキックオフと共に前方へと運び、開始1分には右サイドからゴール前に入れたロングスローのこぼれからMF15二川輝(2年)がボレーシュートを放つなど幸先の良いスタートを切った。 自陣からテンポよくボールを動かして相手を崩していくサッカーが大手前高松の代名詞だが、今年のスタイルは例年と少し違う。「今年の代はDFラインが変わらない。自分たちが何をすべきか、ボールの動かし方は昨年で経験している。それよりかは相手が嫌なこと、自分たちがやられて嫌なことの方が練習試合をしても頭に残っている」。川上監督の言葉通り、自陣から繋ぎつつも相手が嫌がるDF裏へのボールを増やしているのが特徴だ。 最初の決定機は前半15分。右サイドからPA右に出たボールにFW9大谷海聖(3年)が反応し、シュート。こぼれ球を狙ったMF11竹内蒼一朗(3年)のシュートは徳島北DFの粘り強い対応に阻まれたが、最後は西田が押し込み先制に成功。25分にはDF6林勇仁(3年)がDFの裏に落としたフィードから大谷が抜け出すと、GKをかわして無人のゴールに流し込む。後半13分にも高い位置でのボール奪取からMF4洲脇海輝(3年)が決めて、3点差までリードを広げた。 対する徳島北は昨年のチームから主力が入れ替わった影響が大きく、新チームになってからはパスを奪われて失点する試合が続いていたという。この日はリズムを良くするため試合の序盤は長いボールを増やしたが、高い位置で思い通りにおさまらない。全部が中途半端になっていた」と振り返るのは久次米尚和監督で前半はシュート1本に終わった。 後半に入ってからは大手前高松が、「急に暑くなったので身体が付いていかなかったし、点差もついているのでギャンブルをしなかった」(川上監督)影響もあり、ボールを持つ時間が増えた。主将のMF7勝野元琉(3年)と徳島ユースから移籍してきたMF8山側大地(3年)を中心としたパスワークを展開しつつ、DF5後藤大希(3年)が最終ラインからドリブルを披露。後半23分にはDF6三隅幹太(3年)のフィードからゴール前を抜けた後藤が1点を返した。