【速報】日・マレーシア首脳 安保分野の連携で一致 中国を念頭に東・南シナ海情勢の意思疎通も確認
マレーシアを訪問中の石破首相は日本時間10日、首都クアラルンプールでアンワル首相と会談し、安全保障分野や経済面での協力を促進していく方針を確認した。 日本としては、海洋進出を進める中国をけん制する狙いもあり、両首脳は東シナ海や南シナ海情勢をめぐり緊密に意思疎通することでも一致。法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化することの重要性を確認し、引き続き連携することで一致した。 また両首脳は、日本・マレーシアの共同訓練などの協力を一層推進することや、サプライチェーンの強靭化なと、経済面での連携を強化することでも一致した。また、「アジアゼロエミッション共同体」など、エネルギー・環境分野での協力の一層の強化も確認した。 石破首相は会談後の共同記者発表で「複雑さと不透明さを増す新たな年の始まりだが、我が日本外交にとってASEAN・東南アジア地域との連携を強化することは、最優先の課題の一つだ」と強調した。 その上で「マレーシアは我が国と基本的な価値観あるいは原則を共有する包括的戦略的なパートナーだ」述べ、「日本国は自由で開かれたインド太平洋の実現を通じ、世界を協調に導くために、本年のASEAN議長国であるマレーシアと、さらに緊密に連携したい」と訴えた。
フジテレビ,政治部
【関連記事】
- 【注目】佳子夫人「海外デビュー」へ…「石破首相より明るくて社交的」で外交向きの声も ファーストレディーとして首相とマレーシア・インドネシアへ出発
- 「今の支持率なら前回選を上回れる」国民民主党・榛葉幹事長が真価問われる参院選に向け決意 新年度予算案への向き合いは“与党次第” 「対応によって我々の立ち位置や戦略戦術はガラッと変わる」
- 「へび年は再生や進化の年」…政界脱皮できるか 握手求める石破首相に“まさか” 立憲民主・小沢氏は自宅新年会で野党に怒り「何を勝ち取ったんだ」
- 熊本市庁舎移転建て替えの賛否を問う住民投票条例案を臨時議会で審議へ 大西熊本市長は「熟議を顧みず認めがたい」 市民団体代表は「これまで民意を問うていない」
- 福井県知事の“初夢”は「小浜までの先行開業」 認可・着工の見通し立たず混迷する北陸新幹線延伸の議論に一石か