累計1億部突破の大人気漫画 「キングダム展」が沖縄で開幕 名場面の巨大グラフィック、初公開カラー原画も
週刊ヤングジャンプ(集英社)で連載中の人気漫画「キングダム」の世界を原画などで紹介する「キングダム展―信―沖縄会場」(主催・沖縄美ら島財団、琉球新報社、宣伝)が22日、那覇市おもろまちの県立博物館・美術館で開幕した。5月12日まで。 【写真】「キングダム」作者の原泰久さん直筆サイン
キングダムは紀元前の春秋戦国時代の中国を舞台に、秦国の武将で主人公の信(しん)や若き国王嬴政(えいせい)らの活躍が描かれている。昨年11月にはコミックス部数が累計1億部を超え、テレビアニメや実写映画化もされている。 展示会は作者の原泰久さんが全面監修して信の物語を再構築した。400点以上の直筆生原画や描き下ろしイラスト約20点を展示し、名場面を生原稿と巨大グラフィックで再構成して来場者に届ける。巡回展最終会場となる沖縄では、新作のカラー原画3点も初めて公開される。 この日、開幕を前に式典が開かれ、原さんら関係者によるテープカットが行われた。 原さんはあいさつで、漫画制作がデジタルに移行し原画が希少となっていると説明。「ストーリーが分かるよう原作を知らない方でも楽しめ、読んだことがある方も空間で漫画を読む体験ができるよう考えているので、楽しんでいただけると思う」と話し、多くの来場とイベントの成功を願った。
開館は午前9時~午後6時(金・土曜は午後8時)。休館日は沖縄会場公式ホームページで確認できる。当日券は一般1500円、高校・大学生千円、小・中学生500円。前売り券は31日まで県内ファミリーマート各店(イープラス)で購入できる。問い合わせは県立博物館・美術館、電話098(941)8200。
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