「光り輝くランドマークであり続けたい」通天閣が南海電鉄の子会社に 『関空-難波』の路線を生かしインバウンド客獲得、新世界の活性化へ
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大阪のシンボル「通天閣」が南海電鉄の子会社になることが発表されました。 12月4日午後2時、通天閣の足元で行われた「通天閣南海グループ加入記念セレモニー」。通天閣観光が株式の70.8%を南海電鉄に売却し子会社となる契約を4日に締結したことを明らかにしました。 (通天閣観光 高井隆光社長)「いまがスタートで、ゴールではありません。ここからシナジー効果を高め、この新世界の通天閣がグレーターなんば(構想)の中心で、情報発信をし光り輝き続けられる、そんなランドマークであり続けたい」 大阪・新世界の観光スポット・通天閣。黄金の展望台の顔“ビリケンさん”や、全長60mの滑り台を一気に滑り降りるアトラクションなど、常に話題性を提供し進化を遂げてきました。業績好調のなか、グループ化に舵を切ったのは将来を見据えた戦略でした。 (高井隆光社長)「悲しいかな、日本の人口がどんどん少なくなる現実を考えながら、観光が新たな産業になる、その産業をこの地域の活性化、エリア全体の活性化につなげないと」 “通天閣の取り組みだけでは長期ビジョンは描けない”。関空と難波をつなぐ南海とタッグを組むことで、インバウンド客の誘客、ひいてはエリア全体の活性化を目指すというわけです。 「通天閣」という名称は、グループ化によって変わることはあるのでしょうか? (高井隆光社長)「南海電車も一緒に通天閣を盛り上げて、通天閣を残していこうという同じ思いで一緒に歩んでいくので、今までもこれからも『通天閣』であり続けます」
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