役員改選を先送る異例の事態 壁村雄吉会長が県農協の総代会で謝罪 大分
役員改選を巡って紛糾する県農協。26日開かれた通常総代会で壁村雄吉会長は次期体制案を先送りする事態となったことを謝罪しました。 【写真を見る】役員改選を先送る異例の事態 壁村雄吉会長が県農協の総代会で謝罪 大分 (県農協経営管理委員会・壁村雄吉会長)「役員改選を上程すべきところ、候補者の選任に至らず、改めて臨時総代会の招集となることを深くお詫び申し上げます」 県農協の運営方針を決める経営管理委員の次期体制案は、当初、任期満了を迎える26日の通常総代会で提案される予定でした。しかし、現会長の壁村氏の選出をめぐって結論が出ず異例の先送りとなりました。 壁村氏は3月に日田地区の推薦枠で落選し、外部専門家として全域枠での選出を目指していますが、承認されていない状況です。 こうした動きに会場の入り口では段ボールを掲げて、批判する人の姿もー。 (総代)「非常事態よ。地区で推薦されない人が、全域枠で通るのはおかしい」 総代会の議事は非公開で行われ、県農協によりますと、総代からは会長の責任を問う声や批判する意見が、複数あがったということです。 (総代)「あんたが出らんとどうしても悪いんかという話が出た。なんかうやむやになったみたいやね」「不満が多い人が相当いたみたい。意見を言ったら受け付けませんとか言うので、話にならない」 新体制が決まるまでは、現在の経営管理委員が職務執行者となり、人選がまとまり次第、臨時総代会で決定するということです。 出席した総代からは「事態がよくわからないから見守りたい」という声もきかれ、壁村氏は「速やかに新体制へ移行して、組合員の負託に応えられるよう努めたい」とコメントしています。
大分放送