「ちょっとのまれちゃった」巨人23歳右腕が初回まさかの7安打5失点…東北凱旋登板で両親生観戦も3回途中KO
◆日本生命セ・パ交流戦 楽天5―4巨人(12日・楽天モバイル) 巨人が楽天に敗れ今季初の5連敗を喫し、交流戦優勝が消滅した。先発の堀田賢慎投手(23)が初回にフランコの3ランなど7安打5失点で出はなをくじかれ、3回途中5失点で降板した。 * * * 勢いにのまれた。左翼席へ飛び込んだ打球を堀田は、腰に手を当て見つめた。初回1死から4連続安打で2点を失い、さらに2死二、三塁。フランコに左翼へ3ランを浴び、この回一挙5失点。「真っすぐを狙ってきている中で、冷静に入れれば変化球で入ったりもできたのに、ちょっとのまれちゃったなって感じはあります」。2回2/3、45球を投げ8安打5失点で今季3敗目を喫した。 東北凱旋で結果を残したかった。岩手・花巻市出身の右腕の応援に母・有里さんらとともに、父・郁雄さんが駆けつけ「感無量というかね。地元の東北で1軍の試合で見られるのがうれしい」。応援を受けたが、流れを止めることはできず。杉内投手チーフコーチは「自分を見つめ直す時間を与える」と抹消を明言。背番号91も「球威や自信を持って投げられるように、変化球の精度を上げていきたい」と反省。次のチャンスへ、この経験を糧とする。(水上 智恵)
報知新聞社