星野源

　NHKは26日、大みそかの紅白歌合戦に出場する星野源の曲目を「地獄でなぜ悪い」から「ばらばら」に変更すると、番組ホームページで発表した。 「地獄で――」は2013年に公開された同タイトルの映画の主題歌で、同作監督の性加害が取りざたされたことから、再考を求める声が上がっていた。 　NHKは同曲について「さまざまなご意見をいただいております」とした上で「私たち制作チームは、今回のテーマである『あなたへの歌』のもと、この楽曲に込められた思いやメッセージを、テレビをご覧になる『あなた』へお届けすることで、今さまざまな時間を過ごしている人たちを勇気づけたい、という思いから、楽曲の選定を行い、オファーしました」と意図を説明した。 　続けて「なお、アーティストはもちろん、NHKも性加害は決して許さないという姿勢であることは言うまでもありません」と強調。「しかし、曲目発表後の反響を受け、あらためて紅白制作チームとアーティストサイドで協議を行い、番組全体の構成や演出面などから判断し、星野源さんの歌唱曲を、デビューアルバムに収録されている『ばらばら』に変更することを決定しました」と経緯を伝えた。 　歌唱曲はあくまでNHKからのオファー。SNS上では「変更は当然」「キャンセルカルチャーというやつか」「曲に罪はない」といった意見に加え「星野源かわいそう」「とんだとばっちり」といった声も寄せられている。