『薬屋のひとりごと』桐本拓哉が羅漢役、名塚佳織が翠苓役に 第2クールPV公開
TVアニメ『薬屋のひとりごと』第2クールのPVが公開され、あわせて追加キャストと主題歌情報が発表された。 【写真】壬氏と猫猫が2人で花の蜜を吸うシーン 本作は、後宮を舞台に、“毒見役”の少女が様々な難事件を解決する、シリーズ累計発行部数2700万部突破の同名小説が原作の後宮謎解きエンターテインメント。監督を務めるのは、『魔法使いの嫁』『劇場版 弱虫ペダル』の長沼範裕。TOHO animation STUDIOと『オッドタクシー』『古見さんは、コミュ症です。』などを手がけるOLMがタッグを組み、アニメーション制作を担当する。 公開された第2クールPVでは、猫猫にさらなる難事件がふりかかる様子が映し出されている。園遊会での里樹妃毒殺事件から始まった一連の事件をきっかけに、後宮を解雇されてしまい実家である花街に戻ってきていた猫猫。しかし花街で壬氏と再会し、身請けをされる形で再び宮中へと戻り、働き始める。 そこには平穏な日々などはなく、阿多妃の代わりに入内してきた新たな妃・楼蘭妃、猫猫に冷たく接する謎の官女・翆苓、そして猫猫と壬氏に近づく軍師・羅漢などがいた。新たな人物たちとの出会いをきっかけに、猫猫と壬氏にはさらなる難事件が降りかかっていく。事件をひとつひとつ解いていく猫猫だが、すべての事件はひとつの真実へと向かって繋がっていく。すべての偶然が重なったとき、現れる毒の正体とは。 猫猫と壬氏に近づく片眼鏡をかけた怪しげな男・羅漢を演じるのは、海外ドラマ『SUITS/スーツ』ハーヴィ・スペクター役、アニメ映画『サマーウォーズ』陣内理一役をはじめ、ブラッドリー・クーパーやヒョンビンら海外ドラマや洋画の吹き替えを多く担当する桐本拓哉。羅漢は、軍部の高官で、その胡散臭い見なりや変わった言動から変人軍師と呼ばれている。しかしその慧眼、才能は確かなもので、宮中でも一目置かれている。なぜか壬氏に無理難題を吹っ掛けてくる羅漢の目的とはいったい何なのか。 桐本は「“奇異な人物であっても滲み出る人間味は感じさせながら軽妙に演じていこう〟と決め、収録に臨みました。猫猫と複雑な背景を持つ羅漢が交錯する妙なる物語を、どうぞお楽しみ下さい」とコメントした。 外廷で働き、薬草に詳しい長身の謎の官女・翠苓を演じるのは、『ONE PIECE FILM RED』ウタ役や『コードギアス 反逆のルルーシュ』ナナリー・ランペルージ役、『交響詩篇エウレカセブン』エウレカ役で知られる名塚佳織。名塚は「謎多き役所で大変難しかったのですが、掴みどころがなく強くもはかない空気を身に纏えたら……と思いながら演らせていただきました」とコメントを寄せた。 オープニングテーマはUruの「アンビバレント」に決定。Uruは「気持ちを壬氏とリンクさせながら歌詞を書いていきましたが、聴いてくださった方の日常でも憧れの誰かを思い起こすことができるような言葉になっていると思います。私にとっても新しい一面をお届けできる表情になったこの曲が、『薬屋のひとりごと』を元気に華やかに彩ってくれたら嬉しいです」とメッセージ。 エンディングテーマはwacci「愛は薬」に決定。wacciは「色々な切り口を考えましたが、もう振り切って、『一番の薬は愛だ』と歌いました。この歌が、大事な人からの愛情に改めて気づくきっかけになってくれたら嬉しいです」と楽曲に込めた思いを語った。 さらに羅漢役の桐本、翠苓役の名塚、OPテーマ担当のUru、EDテーマ担当のwacciのほか、猫猫役の悠木碧、壬氏役の大塚剛央よりコメントが到着した。 ■コメント ・悠木碧(猫猫役) 猫猫を通して後宮の人々の生活が描かれてきた1クール目でしたが、2クール目では、後宮外の人々の生活、メインキャラクターたちの過去なども描かれていきます。丁寧に描かれたそれぞれの人間関係、渦巻く陰謀、勿論猫猫と壬氏の相変わらずなおっかなびっくりコミュニケーションも! 楽しみにしていただければ幸いです。果たして猫は飼い主に懐くのか、飼い主は猫を守れるのか、2期もお楽しみにー! ・大塚剛央(壬氏役) 1クール目の収録を終えて改めて振り返ると、壬氏から猫猫に対して向ける態度の変わりようが面白かったです。完成して、さらに随所に散りばめられた演出のこだわりも加わって、毎話1カット1カットが見逃せませんでした。2クール目は、引き続き活躍するキャラクターはもちろん、新しく物語の鍵となる登場人物も出てきます。1クール目同様、色々な視点で観てみるとより楽しめるのではないかと思います! 僕も楽しみなシーンが沢山あります。年明けからも『薬屋のひとりごと』を一緒に盛り上げていっていただけたら嬉しいです! ・桐本拓哉(羅漢役) この度「羅漢」を担当させていただきました。 今作への出演決定の一報を受けた時、嬉しさと同時にこの難役をどう演じればいいか?が私の内に湧き起こりました。 そして“特異な才能と実力を持つ変人軍師″と呼ばれるキャラクター。奇異な人物であっても滲み出る人間味は感じさせながら軽妙に演じていこう”と決め、収録に臨みました。 猫猫と複雑な背景を持つ羅漢が交錯する妙なる物語を、どうぞお楽しみ下さい。 ・名塚佳織(翠苓役) 猫猫がとても魅力的で、一瞬で世界に引き込まれました。翠苓は謎多き役所で大変難しかったのですが、掴みどころがなく強くも儚い空気を身に纏えたら……と思いながら演らせていただきました。猫猫にも皆さまにも印象に残る女性になれていたら嬉しいです。 ・Uru(OPテーマ) たくさんの方に親しまれている作品のオープニングテーマを歌わせていただけて、とても光栄です。 主人公の猫猫は、私にとってすごく刺激的な人物で、作品を拝読しているうちにその魅力に惹き込まれていきました。この気持ちを壬氏とリンクさせながら歌詞を書いていきましたが、聴いてくださった方の日常でも憧れの誰かを思い起こすことができるような言葉になっていると思います。 私にとっても新しい一面をお届けできる表情になったこの曲が、『薬屋のひとりごと』を元気に華やかに彩ってくれたら嬉しいです。 ・wacci(EDテーマ) 『薬屋のひとりごと』は以前から大好きでよく読んでいたので、第2クールのEDを担当させて頂けること、とても光栄です。色々な切り口を考えましたが、もう振り切って、「一番の薬は愛だ」と歌いました。そんな綺麗事を言ったら猫猫に怒られそうですが、誰かを治したい、救いたいと願う気持ちはもちろん、猫猫を取り巻く人々の彼女への想いも含めて、とても愛に溢れた作品だと思います。 この歌が、大事な人からの愛情に改めて気づくきっかけになってくれたら嬉しいです。
リアルサウンド編集部