南座「Journey into KABUKI」に向け中村梅乃・片岡千次郎が意気込み
「Journey into KABUKI ~Appreciation and Experience~ / 歌舞伎への誘い~鑑賞と体験~」に出演する中村梅乃と片岡千次郎の取材会が、昨日10月23日に京都・南座で行われた。 【画像】「Journey into KABUKI ~Appreciation and Experience~ / 歌舞伎への誘い~鑑賞と体験~」ビジュアル(他9件) 「Journey into KABUKI ~Appreciation and Experience~ / 歌舞伎への誘い~鑑賞と体験~」は、年齢・国籍・言語を問わず、さまざまな人に歌舞伎を楽しんでもらうことを目的にしたプログラム。本プログラムでは、梅乃と千次郎による解説パート「歌舞伎のみかた」のあと、千次郎が猩々、梅乃が酒売を勤める舞踊「猩々」が披露される。このほか、ツケ打ちのワークショップや、歌舞伎の道具や楽器、舞台衣裳に触れられる企画も行われる。 梅乃は「時代とともに変化を遂げてきた歌舞伎。今回の演目『猩々』は台詞がなく、物語がわかりやすいです。 素敵な音楽(義太夫節)で、華やかかつダイナミックな舞踊をご披露いたしますので、歌舞伎を初めてご覧になる方も、海外の方もお楽しみいただけると思います。ぜひお越しください!」、千次郎は「言葉の壁がある中で、どう楽しんでいただけるかを模索しています。日本独特の音楽、豪華絢爛な衣裳、緩急のある華やかな踊りなど、見どころがたくさんあるのも歌舞伎の魅力です。400年以上続くエンタテインメントをご堪能いただければ幸いです」とそれぞれ思いを述べた。 取材会には留学生が参加し、梅乃と千次郎に質問を投げかけたほか、ツケや小道具を体験した。オランダからの留学生は「“ツケ”など歌舞伎にまつわる体験や俳優さんとのお話を通じて、事前に歌舞伎の知識があるとないとでは観劇の視点が変わると感じました。他の体験もしてみたいので、公演期間中、また南座を訪れたいです」、シンガポールからの留学生は「1人の役を演じるにしても多様な表現方法があることを教えていただきました。俳優の所作に注目するなど楽しみ方の幅を知ることができ、歌舞伎への興味がさらに沸きました」と感想を語った。 公演は11月2日から10日まで。 ■ Journey into KABUKI ~Appreciation and Experience~ / 歌舞伎への誘い~鑑賞と体験~ 2024年11月2日(土)~2024年11月10日(日) 京都府 南座 □ 出演 一、「歌舞伎のみかた」 中村梅乃 / 片岡千次郎 二、「猩々」 猩々:片岡千次郎 酒売:中村梅乃