「レモンの花」 果実が〝たまたま〟密集 ガラス温室で収穫ピーク/兵庫・丹波市
兵庫県丹波市内でレモンの収穫がピークを迎えている。黄色く色づいたレモンの中には、果実が集まって「花」のように見えるものもある。 ガラス温室で栽培している「たまきファーム」園主の足立環さん(62)によると、レモンは枝に密集して花をつける。ひとつの花につく実はひとつ。実がつく花と、実がつかない花があるが、「レモンの花」のようになっている実は、たまたま密集した花に「まとまって」実がつき、落果することなく均等な大きさに育ってできた「偶然の産物」という。 約120本が約500坪(1650平方㍍)の温室に植わっている。収穫は年内いっぱい。足立さんは、「暖かかったからか、黄色く色づくのが遅かった。遅かった分、サイズが大きくなったように思う」と話している。