電子マネー求める高齢女性、商品名もあやふや…インドネシア人店員がオーナーと連携し詐欺被害防ぐ
高額当選をうたって電子マネーを購入させるニセ電話詐欺を防いだとして、茨城県警古河署は10日、古河市のミニストップ古河女沼店の新藤雅之オーナー(43)と店員でインドネシア人女性のデフィー・アフリリヤニさん(25)に感謝状を贈った。
古河署などによると、8月20日早朝、カウンターで接客していたアフリリヤニさんに、女性客(73)が、電子マネーを3000円分購入したいと話したが、商品名もあやふやで不慣れな様子だったという。
新藤さんが女性に購入理由を聞くと、「携帯に送金する。昨晩からLINEが来ている」と答えた。画面には「10億円の当選金を受け取るための手数料」という一文があったため、新藤さんは、「詐欺なので警察に通報した方がいい」と説得した。石川直人署長から感謝状を贈られた新藤さんは「(この手の詐欺が)多いと聞いていた。被害を防げてよかった」と話した。