市原隼人「給食を食べているだけなのにブラックアウト」全身全霊の“給食愛”語る
俳優の市原隼人が2日、大阪市内で主演映画「おいしい給食 Road to イカメシ」(綾部真弥監督)の公開記念舞台あいさつを行った。 給食をこよなく愛する中学教師・甘利田(市原)が自らの“給食道”を突き進むストーリー。2019年にシーズン1が制作され、ここまで連ドラが3シリーズ。劇場版も今作で3作目となる。市原は「給食を食べているだけなのに、気が付いたら意識が飛んでブラックアウトしていたんです。それぐらい無我夢中。笑わせたいのではなく、笑われたいと思っていた」と撮影を振り返った。 あふれんばかりの給食愛をさく裂させる甘利田先生。給食をいかにおいしく食べるかに全精力を注いでおり「滑稽な姿を見せても、恥ずかしい思いをしても、笑われても、好きなものを好きと胸を張って人生を精一杯謳歌(おうか)している。子どもに対しても負けたら素直に負けたと認める甘利田先生の振り回される姿を見ていただいて、もう少し毎日楽しんでみようかなと思っていただけたらうれしい」とほほ笑んだ。 昭和を思い出させる懐かしい給食風景。ロケ地の選択もまず瓶牛乳がある地域を特定し、そこから廃校を探すという。昭和時代にはSNSもなく、人との距離が近かったこともあり、市原は「人に見せたくない姿も見える、人間の隙が僕はすごく好き。全員が主役というテーマもあり、子どもたちが一生懸命奮闘しています。そんな姿も合わせて見ていただけたら幸いです」とアピールした。最後は観客とハイタッチで触れ合うなどサービス精神満点の対応で、ファンを喜ばせた。
報知新聞社