またもバイデンvsトランプ?アメリカ大統領選の現状を解説
世界的に見るとこの2024年は選挙の年です。今月13日に台湾で総統選挙、3月にはロシアで大統領選挙が行われます。が、最も注目を集めているのが、11月に行われるアメリカの大統領選挙です。1月9日放送のCBCラジオ『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、大統領選挙の現状をCBC論説室の石塚元章特別解説委員に聞きました。 今更ひとに聞けない選挙トリビア!「走行中の選挙カーで出来ること、出来ないこと」「選挙で〇〇を使うのは当たり前!?」知っているとついつい自慢したくなる!【動画】
今の段階
アメリカ大統領選挙は4年に1回のアメリカ国民にとっては一大イベントで、最終的には民主党の候補と共和党の候補の一騎打ちになることが多いです。 現状はどうなのでしょうか? 石塚「それぞれの党で出馬する候補を誰にするかを選ぼうという動きが、まさに始まるところです。 それぞれの州で予備選挙とか党員集会をやって、選んでいって、最終的に夏に共和党大会、民主党大会というのがあって、そこで候補者を選んでいきます」
バイデン一本化と強いトランプ支持
民主党の状況についてです。 石塚「結局、民主党はバイデンさん。他になかなかいないです。今の大統領ですが、民主党支持者の中で世論調査をすると40%くらいの支持で、決して高くはないです。でも、代わりにやる人がいないので結局バイデンさんになりそうです」 一方の共和党について。 石塚「共和党の支持者の世論調査でいうと、前の大統領のトランプさんが6割前後の支持です。ただこちらは『私がやりたい、トランプじゃないでしょう』と言う人が何人か手を挙げて、いまふたりくらい残っています。 ひとりはフロリダ州知事のデサンティスさん。もうひとりはトランプさんの時に国連大使をしていたヘイリーさん、女性です。このふたりが2番手、3番手で残っていますが、いまひとつ伸び悩んでいるというところです」
なぜ、トランプ?
アメリカ国外ではトランプ氏の擁立に疑問を感じる人が多いようですが、なぜ大統領候補として浮上できるのでしょうか? 石塚「まずは共和党の中の人たちで支持している人が多い。ただ、本当に候補になったとして、選挙をして大統領になれるかどうかという問題はあります。 最終的には共和党候補者と民主党候補者がぶつかるわけですから、その時には民主党支持者も無党派の人も票を入れるのでどうなるかわからないです。 が、共和党を支持している人たちの中では圧倒的にトランプさんがいい、と。他のふたりにも一定の支持はあるが、まだインパクトでトランプさんに勝てないです」