久々の恋愛ターンからの松下洸平参戦、そして「オウムの声」!? 『光る君へ』情報過多だった後半部分を振りかえる
「いとエモし」積極的な逢瀬にSNSはお祭り状態
そしてまひろ・道長カップル(通称さぶまひ)にも、久々に大きな動きが。「あの道長が人を押しのけてまで出世したの?」という違和感と、都を離れる=下手すると今生の別れ(だから伊周もあれほど太宰府行きを嫌がったわけで)という特殊な事情のために、もう二度とないかと思われた密会が実現。しかもまひろから別れの後悔を語り、口づけを求めるという、これまでになく積極的な逢瀬に、SNSは当然お祭り状態となった。 「エッまだまひろと逢引するターンあったの???」「11話のキスからずっとお預けを食らっていたさぶまひ担。21話でようやく成仏できました」「危うく尊死するとこだった」「さぶまひ最上級のいとエモしだったよ!!!」「『あなたと共に滅びるのもよかったのやも』て、殺し文句よなあ」「もう史実なんてどうでもいい!! もうくっついちゃえよ!!・・・って涙しながら見てる」など、もだえるようなコメントが連綿と綴られていた。 そうして訪れた越前だけど、一瞬だけ松下洸平が演じる周明が現れ、SNSはさぞかし大騒ぎになるだろう・・・と思いきや、最後に一言「ニーハオ」とだけ発声したオウムに、視聴者の心は全部持っていかれた感が。しかも声を担当したのが『SPY✕FAMILY』のアーニャでおなじみの種﨑敦美だったから、X(旧ツイッター)のトレンドに「オウムの声」が上がるほどの大盛り上がりに。 「オウムの声に当代きっての実力派トップ声優を起用してくるNHKの本気」「アーニャ、オウムの声する」「松下洸平待機~って思ってたら衝撃のオウムの声に吹っ飛んでしまった」などの言葉が並んだ。しかし来週からは、さっそく周明がまひろや為時に近づくことになりそうなので、その活躍に期待しよう、とも思うけど、やっぱりオウムがどのようにドラマに絡んでいくことになるのか、そっちの方が気になってしまうかも・・・? ◇ 『光る君へ』はNHK総合で毎週日曜・夜8時から、NHKBSは夕方6時から、BSP4Kでは昼12時15分からスタート。6月2日放送の第22回『越前の出会い』では、まひろと為時が宋(中国)人たちとふれあいながら越前生活を送っていく姿と、定子の懐妊を知った一条天皇の反応が描かれる。 文/吉永美和子