楽しむ姿「多くの人に」 3月3日に飯田フォークフェスタ 本番向け地元グループが練習【長野県】
「飯田フォークフェスタ」が3月3日、長野県飯田市高羽町の飯田文化会館で開かれる。「それぞれの青春~ぼくらのそばにいつも歌が~」を掲げ、1970年代ごろにフォークファンを魅了したアーティストやアマチュアが出演して多彩なステージを繰り広げる。25日は地元アマチュアグループ「G・G・B」が、ライブハウスキャンバス(知久町)で本番に向けて練習に臨んだ。 コロナ禍で2度の延期を乗り越え、4回目の開催となる。小室等らによる4人ユニット「六文銭」、フォーデュオ「ふきのとう」の細坪基佳さん、「イルカの妹」のキャッチコピーで17歳でデビューした沢田聖子さんや、地元アマチュアグループ2団体が出演する。 「爺と爺と婆」の語呂合わせが由来の「G・G・B」は、リーダーの原紀子さん(71)=高森町山吹=と夫・進至さん(69)、片桐一明さん(70)=松川町大島=によるトリオ。フォークグループ「夕顔とほおずき」の40周年コンサートへの出演を機に結成し、約15年間活動してきた。フォークフェスタは実行委員として第1回から関わっており、出演は2回目。高校時代にフォークの魅力にひかれてそれぞれ足を踏み入れた。 楽曲はオリジナル曲やジャンルを問わないスタンダード曲などさまざま。伸びやかに重なるハーモニーは、紀子さんが3人の特長を生かして考えている。 3日は、ボブ・ディランの「風に吹かれて」とライブ終盤に演奏する定番のオリジナル曲「思いのままに」を演奏する。フォークソングの魅力について3人は「だれでも気軽に弾いて歌える」と口をそろえ、紀子さんは「体力が落ちてきたと感じることもあるがまだまだ歌っていく。(フェスタでは)楽しむ姿を多くの方に見てもらいたい」と話していた。 開場午後1時半、開演2時。全席指定で、S席(1階席)5500円、A席(2階席)一般4000円、学生500円。プレイガイドは飯田文化会館と平安堂飯田店・座光寺店、チケットオンライン「いいチケ」で扱っている。 問い合わせは飯田文化会館(電話0265・23・3552)へ。