「攻撃面は大幅に強化された」五輪出場を決めた女子日本の攻撃力を中国メディアが称賛!「アウトサイドヒッターは全員強力だった」【女子バレー】
6月15日、福岡・北九州市を舞台に開催中のバレーボールネーションズリーグ(VNL)で、世界ランク7位の女子日本代表は同9位のセルビア代表と対戦。3-0(25-22、25-18、25-15)のストレート勝ちを収めた。 【動画】日本がセルビアにストレートで完勝!終始圧倒した試合のハイライトを見る 前日にパリ五輪への出場が確定となっていた日本はこの日、高い攻撃力を見せつけセルビアを圧倒した。接戦となった1セットを制し先取すると、続く第2セットは序盤からリードを奪い、林琴奈、石川真佑、宮部藍梨などのスパイクでさらに得点を重ねた。そして第3セットでも序盤、中盤で4連続ポイントを奪うなど日本の勢いは衰えず、最後は古賀紗理那が決め25点目が入り、日本が今大会8勝目(3敗)を掴んだ。 今月13日、日本は逆転でカナダに敗れており、セルビア戦は鬱憤を晴らすかのような快勝となった。この一戦の試合内容は、同じく今大会でしのぎを削っている中国の国内メディア『捜狐』でもレポートしている。 同メディアは、「石川真佑が17得点、古賀紗理那が14得点、林琴奈が10得点と、日本のサイドヒッターは全員非常に強力だった」と評しながら、「特に主力の攻撃でスコアを重ね、サーブでもチャンスを作っていた。日本は攻撃で51得点、セルビアは37得点と歴然とした差があり、勝利は主に攻撃でもたらされた」と分析している。 また、今大会以前で五輪出場権を獲得しているセルビアのチーム状況にも、「セルビアは今週主力選手を派遣せず、若手選手ばかりが試合に出場したため理想的な結果とは言えなかった」と言及した。 さらに同メディアは日本に対し、「前回の中国女子バレーボールチームに対する勝利も含め、今大会の日本のパフォーマンス、特に攻撃システムの変化は非常に良かったと言うべきだろう」と評価。加えて「攻撃面は大幅に強化されており、カナダ戦では最終ラウンドで逆転され敗れたが、主に体力の低下が原因であり、技術はカナダよりも優れていたことは間違いない」と振り返り、日本のチーム力を称えている。 これで日本は、6月16日、1次ラウンド最終戦で東京五輪金メダルのアメリカ代表と戦う。今月20日からのVNL決勝ラウンド、そして来月に開催を控えるパリ五輪へとつながるパフォーマンスが期待される。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]