自分のけがだけだから必要ないは間違え? 保険の基本をおさらいしよう! 傷害保険
けがにより亡くなった場合や入院・通院したときに備える保険として、傷害保険があります。 では、傷害保険は「誰」が、「どんな時」に、「どんな場所」で、「どんな事故」が対象になるのか、本記事で見ていきましょう。
「誰」を対象にした契約なのか?
例えば、ご自身・配偶者・お子さんの3人家族のケースで、保険の選択肢を考えてみましょう。 傷害保険を契約した自身を対象にしたプランのほかに、1件の契約で夫婦を対象にした夫婦ペア総合保険、同じく1件の契約で夫婦と子どもを対象にした家族傷害保険、子どもだけを対象にした子ども総合保険、女性だけに特化した女性保険などがあります。
「どんな時」に「どんな場所」で?
普通傷害保険や家族傷害保険は、国内外を問わず日常生活で起きたけがなどに備えます。さらに、交通事故によるけがに特化した交通傷害保険や家族交通傷害保険もあります。 旅行中に起きたけがなどの場合は、国内旅行では国内旅行傷害保険、海外旅行においては海外旅行傷害保険があります。
「どんな事故」が対象になるの?
では、傷害保険は、どのような事故が対象になるのでしょうか。普通傷害保険で具体例を挙げてみましょう。 交通事故による死亡や自転車の転倒事故によるけがはもちろん、例えば、階段を踏み外して転倒した際や、サッカープレイ中のけがも対象です。さらに、家庭で料理をしているときのやけどや、仕事中・旅行中に起きたけがも対象です。
自身や家族のけがだけでなく、事故相手に対する賠償も
自転車を利用していて交通事故を起こしてしまった場合、自転車を利用していた自身や家族だけでなく、交通事故の相手にもけがを負わせてしまう可能性も否めません。そうした場合に備えて、けがを負わせた相手に対する弁償(=賠償)を果たすための賠償責任保険を付けることができる、普通(家族)傷害保険や(家族)交通傷害保険もあります。
海外旅行に行くのなら、海外旅行傷害保険
先述のとおり、普通傷害保険は国内外を問わず、旅行中のけがによる入院や通院、それに死亡に対しても保険金を受け取ることができます。もし海外へ旅行に行かれるのなら、やはり海外旅行傷害保険の加入を検討するほうが望ましいでしょう。 なぜならば、海外旅行傷害保険には、ほかの傷害保険とは大きく異なる特徴があるからです。どのような特徴かというと、けがに限らず旅行中に発症した病気に対しても保険金を受け取ることができるのです。 加えて、海外旅行中に起こしてしまった事故によって生じる賠償の責任や、手荷物等の損害、さらに海外旅行中に事故に遭ったときに、家族が旅先(現地)に駆けつけるための交通費やホテルなどの滞在費用などについても、保険金を受け取ることができる保険もあります。 こうした面からも、海外旅行に行く場合には、海外旅行傷害の契約ひとつで大きな安心を得ることができるのです。海外旅行へのお出掛けは無事に帰ってくるのが一番ですが、出発前までに海外旅行傷害もあわせて検討したほうが望ましいでしょう。
まとめ
何もなければ一番よいのですが、事故の可能性というのはゼロではありません。家族傷害保険や家族交通傷害保険や家族交通傷害保険もありますので、一度、ご家族で検討や見直しをすることをお勧めします。 出典 一般社団法人日本損害保険協会 傷害保険 執筆者:大泉稔 株式会社fpANSWER代表取締役
ファイナンシャルフィールド編集部