落選した公明党・石井代表、近く代表辞任を表明か…「代表を続けること困難」
公明党の石井代表は28日午前、党本部で記者会見を開き、衆院選での敗北を巡り「党再建に向けて新しい体制の構築を含め、党内でよく相談をしていきたい」と述べた。近く代表辞任を表明するとみられる。 【動画】落選した公明党・石井代表が記者会見、党再建への新体制「よく相談したい」
埼玉14区で落選した石井氏は、「国会議員でなくなれば、代表を続けることに困難が伴う」と語った。
9月に代表に就任したばかりで、2009年以来15年ぶりの代表落選に、党内では動揺が広がっている。公明は、重視する来年の東京都議選と参院選に向けた党勢回復が急務となっており、石井氏の後任の代表選出を急ぐ構えだ。
公明は、小選挙区選で石井氏ら11人を擁立したものの、当選したのは4人だけだった。「常勝関西」と呼ばれて強い地盤を誇る大阪府では全敗した。
石井氏は自身の選挙について、「捲土(けんど)重来を期す」と強調した。