チケット完売 「世の中にこんなにいい人いるんだ」 いい人すぎるよ展を取材
日テレNEWS
『メニューをこっち向きに見せてくれる人』や『“トイレに行ってくるね”と言うと荷物をスッと持ってくれる人』など、日頃の何気ない“いい人”たちをイラストや言葉などで表現した『いい人すぎるよ展』が、都内で3日間行われました。 展示会は、事前販売されていた2日分のチケット（2800枚）が即完売し、追加開催するほどの人気ぶり。友達のアルバイト先に遊びに行ったような気分になれるカフェ『友達がやってるカフェ』や、コーヒー屋のフリをしたバー『JANAI COFFEE』などをプロデュースする株式会社kakeruの代表で、このイベントを主催した明円卓さんによると、新潟からこのためだけに東京に訪れた来場者もいたといいます。
『暗証番号を見ないように斜め上の方向を見てくれる人』
約200点の“いい人”エピソードの展示のほか、来場者が実際に体験できる『いい人になれる部屋』なども設けられた今回の展示会。明円さんは展示会について「日常の何気ないことを言語化することで、身の回りにいる人が“いい人”なんだと気づくことができる。また、“これは自分もやるな”と気づき、客観視して“自分もいい人なのかも”と再認識できるといいなと思って企画しました」と話しました。
来場した人たちに話を聞くと「普通に日常にいたけど、（いい人に）今まで気づかなかった。“これいい人なんだ”という実感もありホッコリしました」（25歳・ダンサー女性）や「（展示に）当てはまる人を自然と思い浮かべて、見過ごしていたあの人の行動を再認識しました」（23歳・会社員男性）と、身の回りの人たちへの気づきがあったということです。
『「ここから30分待ちらしいっす」と教えてくれる最後尾の人』
また、共感した展示を見つけながら楽しむ来場者もいて「最後尾に並んでるときに何分待ちか教えてくれる人は、スケジュール考えるときにすごくありがたいです。“世の中にこんなにいい人いるんだ”と思いました」（20歳・学生男性）などとコメントしていました。
『モバイルバッテリーを惜しみなくフル充電できるまで使わせてくれる人』
友人2人組は、展示を見たことでお互いのいい所が思い返されたようで「（隣の友達が）モバイルバッテリーを携帯の充電がフルになるまで使わせてくれる子なのでいい人だなって思いました」（25歳・営業女性）と話すと、もう1人も「逆に（友達は）もんじゃをいつも作ってくれるのでいい人だなと思いました」（25歳・教育関連女性）と笑顔で話していました。
『もんじゃ焼きを率先して作ってくれる人』
自分の周りにいる人たちに対して見過ごしていた言動が、“いい人”であることに、改めて気づくきっかけとなったこの展示会。みなさんが最近感じた“いい人”はいますか？
