現美80回の歴史一堂に 本社所蔵品展、10日開幕
「『現美』に生きた作家たち~北國新聞社コレクション展~」は10日、金沢市の北國新聞交流ホールで開幕する。第80回の節目を迎えた現代美術展の締めくくりとなり、初めて一般公開される洋画家高光一也の「収穫」など本社所蔵の46点が一堂に会する。 9日は会場設営が行われ、現美の歴史を彩った長谷川八十の彫刻や鴨居玲の洋画が並んだ。陳列を監修した一般財団法人石川県美術文化協会の山岸大成副理事長・事務局長は「作家の生きざまや歴史の変遷を感じられる。時代を経ても異彩を放つ作品ばかりで、美術王国を支えた作家の意識の高さを再確認した」と話した。 「ポスト国民文化祭」に位置づけられる「いしかわ秋の芸術祭 文化絢爛」(実行委、県、一般財団法人県芸術文化協会主催)の自主事業で、北國新聞社、県美術文化協会、一般財団法人北國芸術振興財団が共催する。 16日まで開かれ、開館時間は午前10時~午後5時。入場料は600円。