宇部市で撮影したとされる空襲の写真が、静岡県浜松市のものと酷似している問題です。 宇部市は来年度、この写真を小学校の教材から削除します。 宇部市篠崎圭二市長 「副読本「わたしたちの宇部」。今回ご指摘いただいた部分に関しましては 小学校の３年生の授業で活用しておりますが、 こちらにつきましては来年度から疑義のある写真は取り除きます。」 １９４５年の終戦直前、空襲に見舞われた宇部の街を撮影したとされる写真。 静岡県浜松市のものと酷似していることが明らかになりました。 この問題を指摘した宇部市の岡本正和さんは、今月中旬、調査のため浜松市を訪れました。 被災者の証言や史料から、写っている建物が浜松市の百貨店である可能性が高く 「写真は浜松市のものである」と確信したということです。 岡本さんはきょう、副市長に申し入れをし、事実確認を求めました。 岡本正和さん 「僕たちの子どもたちのこと、孫のことになるわけですから、 しっかりきちんとわかった段階で今、確認すべきだと思いますね。」 宇部市はすでに浜松市に問い合わせをして、確認を進めているということです。