暴行疑い書類送付、不起訴に 日体大柏高レスリング部
千葉県柏市の日体大柏高で2021年にレスリング部内で暴力を振るういじめがあったとして、暴行容疑で調べていた当時の男子部員の捜査結果を、県警が今年1月、検察へ書類送付していたことが4日、捜査関係者への取材で分かった。千葉地検松戸支部は2月29日付で不起訴処分とした。 頑張り屋の「せっちゃん」は学校で命を絶った いじめを疑う父に、先生は、教育委員会は 22年
捜査関係者などによると、書類送付された部員は入部直後の21年5月、寮内で同級生の男子部員を棒で複数回殴った疑いが持たれた。昨年秋に被害届を受け、県警が当時の状況を捜査したが、時間の経過から事実認定が難しいと判断したとみられる。 被害に遭った男子は高2の秋ごろまで、暴力を伴ういじめに遭うことがあったという。同校は「コメントを控える」としている。 同部は全国大会で優勝を重ねる強豪だが、22年以降に男子部員間のいじめや喫煙が相次ぎ発覚。学校側は関与した部員を処分し、同部男子は昨夏の全国高校総体出場を辞退した。