ヘッジファンド手数料開示、次のステップを検討-無効判断受けSEC
(ブルームバーグ): 米証券取引委員会(SEC)のゲンスラー委員長は25日、ヘッジファンド運営会社やプライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社に手数料の詳細を開示させる次のステップを引き続き検討中と明らかにした。
米連邦高裁は今月、ヘッジファンドとPE投資会社に四半期ごとの手数料と経費の投資家への詳細な説明を義務付けるSECの規則が無効と判断した。
ゲンスラー委員長は「ブルームバーグ・インベスト」のイベントでインタビューに応じ、米連邦高裁の判断にどう対処するか検討していると語った。ニューオーリンズの高裁判事3人は、SECが規制策定で権限を逸脱したと指摘した。
暗号資産(仮想通貨)イーサに直接投資する上場投資信託(ETF)の上場承認を巡っては、現在の審査が順調に進んでいるとゲンスラー氏は説明。SEC職員が書類審査を完了し、ヴァンエックやアーク・インベストメント・マネジメント、ブラックロック、フィデリティ・インベストメンツなどの業者のETF上場を最終承認する時期には言及しなかった。
原題:SEC Still Weighing Next Steps in Court Over New Hedge Fund Rules(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Lydia Beyoud, Will Kubzansky, Annmarie Hordern