鳥居見たさに危険横断続いた国道に1・1メートルの柵 琵琶湖の中に立つ観光名所 過去には死亡事故も 滋賀・高島市
琵琶湖の中に立つ鳥居見たさに、危険な横断が続いていた国道の安全対策工事が完了しました。 またいで越えるには難しい、高さ1.1mの柵が設けられました。
滋賀県高島市にある白鬚神社の琵琶湖の中に建つ鳥居は、観光名所として知られています。 神社から鳥居側へと渡る横断歩道が近くにないことから、観光客らによる国道の危険な横断が問題になり、2021年には死亡事故も起きていました。
問題を受け、県などと対策を進めていた滋賀国道事務所は6日、安全対策工事が完了したと発表しました。 これまで神社と鳥居の間は「神の道」ということでガードレールはなく、神社が設置した高さ約80センチの木製の柵があるだけでしたが、今回高さ1.1m、幅10mの防護柵が設置されました。 周囲にも「横断危険」の路面標示や、「横断やめて!」と記された小型標識が設けられました。
滋賀国道事務所は、鳥居を見る場合は国道を横断せず、神社境内の展望デッキを利用するよう呼びかけています。