VANSのチェッカーボード柄スリッポン【俺たちを虜にする3つの引力の正体とは?】
チェッカーボード柄スリッポンの男心をくすぐる意外な歴史②【発売当初は英国のサブカルチャーシーンから支持されていた!?】
チェッカーボード柄スリッポンが生まれた1979年ごろといえば、2トーンスカと呼ばれる音楽ジャンルが注目を集めていた時代。2トーンは、白黒の服装、そして黒人と白人の調和という2つの意味があり、この音楽ジャンルの代表的な存在である「ザ・スペシャルズ」のアートワークでは、白黒の2トーンで構成されたチェック柄が頻繁に使用されていた。そんな背景から、ヴァンズのチェッカーボード柄スリッポンは、発売後サブカルチャーシーンのファンの間で絶大な支持を獲得。サーフ・スケートといった横ノリ系とは一味違う、ヴァンズ スニーカーの着こなしが確立されていった。
編集部 橘「バンズは黒人と白人の共存を志向する意味合いも含んでいるチェッカーボード柄に関連して、2019年にチェッカーボード基金を設立しています。これまで各非営利団体へ行ってきた寄付額は1000万ドル以上。各カルチャーを重んじるヴァンズらしい魅力を感じられるエピソードのひとつだと思います。」
チェッカーボード柄スリッポンの男心をくすぐる意外な歴史③【スリッポンスニーカーとしての定番的な地位を確立したのは1本の映画だった!?】
ヴァンズのチェッカーボード柄スリッポンを語る上で、1982年公開のアメリカ映画『初体験/リッジモント・ハイ(原題:Fast Times At Ridgemont High)』は外せないだろう。この映画こそ、ヴァンズが大衆に認知されるきっかけとなったと言っても過言では無い。落ちこぼれの不良「ジェフ・スピコーリ」を演じたショーン・ペンが、劇中にチェッカーボード柄スリッポンを着用し、映画の大ヒットと共にヴァンズのスニーカーが世界から注目されるように。VANS本国の公式サイトによると、ショーン・ペン自らチェッカーボードスタイルを選んだという逸話も残されている。ちなみに、チェッカーボード柄スリッポンは、映画のサウンドトラックのカバーにも使われるほど、劇中で関わりの深いアイテムとしてフィーチャーされている。
チャッカーボード柄スリッポンの魅力は歴史だけじゃない!【幅広いコーデに合わせやすくスタイリングの主役も張れる優れモノ】
ここからはコーデ事例を交えながら、ヴァンズのチェッカーボード柄スリッポンの魅力を紹介していく。