特殊詐欺を"8回"防いだ鉄壁のコンビニ店員 「常連じゃない、買いなれていない」がポイント!被害防止に感謝状が贈られる(山形・南陽市)
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山形県南陽市のコンビニで、店員が特殊詐欺の被害を防いだとして、きょう、警察から感謝状が贈られました。 【写真を見る】特殊詐欺を"8回"防いだ鉄壁のコンビニ店員 「常連じゃない、買いなれていない」がポイント!被害防止に感謝状が贈られる(山形・南陽市) 実はこの店員、今回で特殊詐欺を防いだのが8回目でした。詐欺を見抜くポイントとは? 菅野ゆりかさん「ちょっとでも減らしていければいいかなと思います」 南陽市のコンビニに勤めている菅野ゆかりさんです。 警察によりますと、菅野さんは先月11日の夕方、70代の男性が店で電子マネー3万円分を購入しようとした際に特殊詐欺だと疑い、購入を止めるよう説得しました。 「『電子マネーを3万円分買いたいんだけど』と来られて、あれっ?と思い」 「パソコンの警戒音が鳴ったということだった」 ■パソコンが音を出す「詐欺」 この男性が騙されていたのは「架空料金請求詐欺」というもので、パソコンにウイルスなどを装う画面を表示させ、修理などと言って電子マネーなどをだまし取る手口のものでした。(※音を出して慌てさせる場合も!) 菅野さんが詐欺被害を防いだのは今回で8回目(!!)になります。 被害を防ぎ続けているのには店員としての気づきがありました。 ■気づき+意識 菅野ゆかりさんは「常連さんじゃない、そして買い慣れていないという所がポイント」と話します。 〇常連じゃない 〇(電子マネーを)買いなれていない 確かに、このポイントは分かりやすいです。 「ポリスさんだけじゃなくて、お店側の方の意識も変えていかなきゃと思う」 ■さらにこうやって防いでます! そして今回、菅野さんが詐欺被害を防ぐことを助けたのが、警察が県内のコンビニに配布しているアンケート用紙です。 このアンケート用紙は、設問に照らし合わせることで、店に訪れた客が犯人に騙されているかどうかを、見分けることができるものです。 県警ではこうした対策などを行っていますが、県内で今年5月末までに発生した特殊詐欺の被害件数は32件。 去年の同期比でおよそ1.7倍になっていて、被害は拡大傾向にあります。 しかし、被害金額は減っています。 コンビニが詐欺被害を防ぐ砦としての働きを強める中、警察は改めて県民に注意を呼び掛けています。 南陽警察署長「相手の身元が分からない、例えばSNSの相手とか、パソコンに突然出てきた表示、お金を要求されたらそれに従うことなく警察や家族など誰かに相談していただきたい」
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