“瞬間の出会い”写真に 愛好家グループ最後の写真展 カメラマン10人・およそ80点の作品が展示
テレビ高知
高知県内のアマチュアカメラマンたちの“選りすぐりの1枚”を集めた写真展が始まりました。「今回が最後だ」という写真展の作品には、今では見られない“瞬間”も収められています。 【写真を見る】“瞬間の出会い”写真に 愛好家グループ最後の写真展 カメラマン10人・およそ80点の作品が展示 高知市の「かるぽーと」では16日から、アマチュアカメラマンたちの“こだわりの1枚”を集めた写真展が始まりました。 この写真展は、県内の写真愛好家からなる「フォトゆうゆう」が2015年から開いていて、2024年で9回目です。会場には、カメラマン10人の個性あふれるおよそ80点の作品が展示されています。 こちらは、山の中にある池に木が倒れている写真ですが、縦向きにすると…。 水面に反射した倒木が「ザリガニ」に見えます。 そして、5年ほど前に撮影されたこちらの写真は、路面電車の運転手が単線区間を通る際に必要な「通票」を受け渡しているシーンです。 (作品を出展した高岡信子さん) 「電車が来るのを何度も待って、大抵は、手と輪っかのタブレット(通票)が撮れるんですけど、たまたま人物が(通票を)交換しているところが撮れて、今はこの光景が無いそうなので、もう撮れない写真です」 ※とさでん交通の朝倉電停付近では、かつて、路面電車が単線区間を通る際に「通票(通行票)」が必要で、今回の写真のように運転手同士が「通票」を交換する光景が見られた。しかし「通票」は2023年4月に廃止され、現在は、新たに整備された信号機が運用されている。 クラブのメンバーが、その時々、その瞬間を切り取った“選りすぐりの1枚”が集まっていますが、メンバーの平均年齢が70代後半になったこともあり写真展は今回が最後の開催。これを機にクラブも解散します。 今後は、それぞれが個人で活動していくということですが、カメラマンたちは、“その瞬間”に訪れる“出会い”を大切に、シャッターを切り続けます。 (フォトゆうゆう 明石正 会長) 「『一会一写』、『1度会ったその時の感じ・印象を切り取っていく、シャッターを押す』のをモットーに今まで撮ってきたので、それをこれからも続けていきたいと思います」
「フォトゆうゆう」の最後の写真展は、4月21日(日)まで、「高知市文化プラザかるぽーと」で開かれています。
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